電池は使い切りのタイプと、充電して繰り返し使えるタイプの二種類があります。
その中でも様々な電池がありますので、ご紹介します。
<使い切りタイプ>
マンガン乾電池(R06など)
ポピュラーで安価な電池
休ませると電圧が回復する性質があるのでリモコンのように、時々使うもの、短時間だけ繰り返し使うものにオススメします。
また、時計など使用する電流が小さいものにも向いています。
アルカリ乾電池(LR06など)
最も広く使われている種類の乾電池で、殆どの用途で問題なく使用できます。
マンガン電池よりも大容量で高出力なので、強力なライトやモーターの駆動など、大きな電流で使うものに特にお勧めします。
消費電流が小さいものではマンガン電池より持ちが悪くなる場合もあります。
リチウム電池(CR2032など)
電圧が高くて安定性もよく、エネルギー量はマンガン乾電池の最高10倍にもなる高性能電池です。
デジタル時計のコイン型、カメラ用のパック型、釣りの浮きのピン型など用途や形は様々であり
低温に強いため寒冷地などでも使用可能です
アルカリボタン電池(LR44など)
電子玩具や電卓、カメラなどに使用されるボタン型の高性能で低価格な電池です。
酸化銀電池(SR626など)
高容量で電圧も安定しており長寿命である。腕時計用などボタン型乾電池の多くはこのタイプ。
厚さ2m以下の薄いものもあり、精密機器等に向いています。
空気亜鉛電池(PR41など)
水銀電池に代って補聴器などに使われています。
空気に触れて発電するため密閉機器では使用できません。
また、一度シールをはがすと空気に触れてる限り寿命まで発電し続けます
<充電式電池>
ニカド電池(Ni-Cd表記)
充電して繰り返し使えるので、電池切れまでの間隔が短い用途では乾電池よりも経済的です。
電圧も安定し、使用時間のほぼ90%を約1.2Vのままで維持するので、ラジコンなどパワーが必要な機器に向いています。
ただし、使わないでおくと自然に放電して約3~6ヵ月で電気がなくなってしまうので、使う直前に充電が必要となります。。
ニッケル水素電池(Ni-MH表記)
ニカド電池と同じく充電して繰り返し使えます。
ニカド電池より約1.5~2倍程度高容量であり、長時間の使用にオススメです。
リチウムイオン電池(Li-ion表記)
ニカド電池やニッケル水素電池に比べて、接続時間も長く、軽量、自己放電も少ないといった特徴があります。
また充電によるメモリー効果と呼ばれる電圧降下が起こらない電池です。